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「夏の出来事」
夏、江東区内での出来事です。
土曜日の昼過ぎでした。
学校は午前中で終わりのようで、子供たちがランドセルをしょって家へ帰っていきます。
その中にその子はいました。
小学校4・5年生位でしょうか、白いTシャツにオレンジ色のミニスカート、
グリーンの靴下と白いスニーカーをはいていました。
友達と話をしながら歩いているのですが、ときどき手の先であそこを股間を押さえる仕草をしています。
やがて友達と別れるといきなり走り出しました。
急いでいる様です。
彼女は公団のマンモス団地に入っていくとエレベーターに乗りました。
私も何食わぬ顔で乗り込みました。
エレベーターが動いている間もさかんに股間に手をあてがって、何となくもじもじしています。
8階でおりるとすぐ側の部屋のドアをがちゃがちゃやっています。
ここがこの子の家なのでしょう。
しかしドアは開きません。チャイムをならしても誰も出ません。
出掛けてしまっているのでしょう。
それまで余裕があったその子がこのあたりから焦り始めました。
もうハンベソをかきながら両手で股間を押さえています。
そしてもう一度エレベーターに乗って下へ降りていきました。
私も乗りましたが彼女にはもう周りを気にする余裕はないのでしょう。
エレベーターが下に着くと彼女は股間を押さえながら自転車置き場へ入っていきました。
そこでパンツをおろしかけたのですが、幼稚園くらいの子が入っていきました。
「おねえちゃん何してるの?」
はっとしておろしかけたパンツをあげたのですがそこが限界でした。
彼女のパンツからおしっこがしみ出してきました。
びちゃびちゃと音を立てながらコンクリートに水たまりを作っていきます。
彼女はへなへなとその場に座り込んでしまいました。
まだおしっこは止まらないようです。
小さい子が
「おねえちゃん、おしっこもらしちゃったの?」
と無邪気に聞いています。
しばらくして彼女は立ち上がると泣きながら走り去ってしまいました。
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