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ああっ・・・ドアがっ!!

これは僕が、12歳くらいのときのことです。
僕の住んでいる街には、ある記念につくられた巨大な公園があります。
どれくらいかというと、小さい子が迷って警察のおせわになるくらいでかいです。
ある日、日曜日に、その公園で大きなお祭りがありました。
僕はそのころ、すでに目覚めてしまっていたのですが、その公園には当時、
公衆トイレがとても少なく、大きなイベントのときには、ほんのわずかな
仮設トイレが、男女共用で設置されるという事を、ちゃんと知っていました。
(我ながら恐ろしいガキでした)
僕は公園につくと、早速、地図をみて、公衆トイレが無く、かつ仮設トイレの
設置数のすくないポイントを探し出しむかいました。
真夏のお祭りですから、みんな女の子は薄着だし、ジュースやかき氷、ビールの屋台
なんかがたくさんいました。
かくして、僕の予想通り、トイレは大混雑していました。
ならんでいるひとのしぐさを観察するべく、僕はトイレのすぐそばのベンチに(カモフラージュ
のためのまんがをもって)すわりました。
列には、男性もいないことはなかったけど、やはり女性が主でした。
平然と順番をまつおねーさんもいれば、もはや限界をむかえ、股間を両手で
押さえ、こきざみに震えながら「もう、だめ・・。」を繰り返しつぶやいて
いるゆかたの30くらいの女性もいました。
そんななかで、ことさら僕の注意をひいたのは、かなりせっぱつまった様子
で、一瞬も足踏みをやめない15歳くらいの女の子でした。
彼女は、列の最後の方にいて、順番がまわってくるまで大分ありそうでした。
僕が彼女だけを観察しはじめてから10分くらいたつと、そのこは、
突然、スカートのうえから、あそこを押さえたまま、列をはなれて走り出しました。
そこから50メートルくらい走って(もちろん僕も追いかけてはしった)
彼女は、ひとつだけポツンと、木の影にあった仮設トイレをみつけていました。
でも、そのトイレにはドアがありませんでした。
彼女は、一瞬だけ、迷うようなかおをしましたが、もう、我慢できなかったのでしょう。
かまわず飛び込み、しゃがもうとしましたが、ほんのすこし遅かった。
パンツを降ろそうとして、今まであそこを押さえていた手を放した瞬間、
「ぴしゅー」という音とともに破局が来てしまったのです。
彼女は、半泣きになりながら、すべてのおしっこを出し尽くし、
ぬれたパンツをぬぎもせず、もと来た道をもどっていきました。
僕は、その子の後ろ姿をみながら、何故か自分も泣きたくなったことをおぼえています。
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おもらし高校生 | [2012-04-03(Tue) 22:02:38] | Trackback:(0) | Comments:(0) | [編集]
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