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春の遠足 小学校6年生
これは、僕が小学校へ教育実習に行ったときの思い出です。
教育実習って、別に、教師にならなくても、大学の単位の関係で行ったりするんですよね。僕も、そんな一人でした。
さて、時は5月中ごろ、場所はとある田舎町の中規模の小学校です。僕は、教育実習で6年生の学級に入れられました。
担任の先生も36歳ぐらいの男の先生でした。優しかったです。
教育実習も半ばを過ぎて、いよいよ最後の1週間になった時に、学校の行事で「春の遠足」がありました。
目的地は学校から8㎞ほどのところにある神社です。
当日は天気も良く、学級の子ども達とも仲良しになっていた僕にとっては、子ども以上に楽しみにしていた遠足でした。
学校を出発してからは、子ども達と冗談を言い合ったり、
ふざけたり、担任の先生に僕が叱られるほど破目をはずしながら、楽しく歩きました。
ところが、僕には、ひとつだけ気になることがありました。
それは、いつもは快活な明子(仮名)の元気がなかったことです。
明子は背が高く、列の一番後ろを歩いていましたから、列の後ろをついて歩いていた僕とは、近い位置関係にあったのです。
いつになく元気のない明子を励まそうと、僕はいろいろと冗談を言ったりして笑わせたのですが、反応はもうひとつでした。
途中の休憩場所に到着しました。休憩場所といっても、山道が少し広くなっているところです。
みんなは、お茶を飲んだり、近くの野草を摘んだり、男の子の中には、草むらへ行って立ちションをしている子もいました。
それでも、明子は、何をするでもなくただじっとしていました。
確か、担任の先生が心配をされて、一言二言声をかけておられましたが、別に何もないという返事だったと思います。
休憩も終わり、再び出発して1時間ほど歩いた頃でした。
突然明子が、後ろの僕に向かって、小さな声で「先生、おトイレに行きたい」と言うのです。
そう言われても、ここは、田んぼの中の道です。トイレなんかありません。
それに、目的地の神社までは、あと5分も歩けば着くはずでした。
僕は「もう少しだから、我慢しようよ」と、明子に言ってしまったのです。
明子は「ハイ」と言いました。
今から思えば、あの時明子は、ほとんど限界に近い状態だったのです。
それから、ものの100mも歩かないうちに、僕の前を歩いていた明子の太ももをオシッコが伝って流れたのです。
ほとんど、足は「気を付け」に近い状態でしたから、オシッコは靴下も靴も濡らしながら地面に流れていきました。
量は凄かったのですが、一度にたくさん出たようで、時間は、あっという間でした。
明子は、そこに立ち尽くしてしまいました。
ただ、幸いなことに、明子は列の一番後ろだったので、ほとんどの子にばれずにお漏らしは終わったのです。
それに、当日は制服のスカートだったので、お漏らしの跡もほとんど目立ちませんでした。
明子は、お弁当も、何もなかったようにみんなと食べました。
そして、お弁当が終わってみんなが遊んでいる時に、明子は下着と靴下を、そっとはきかえました。
これは、連絡を受けた母親が、車で家から届けてくれたものだったのです。
明子は、とても聡明な子でしたから、有名中学へ進学したんだそうです。
でも、きっとこの聡明さが「トイレ」の一言が言えない原因だったのかもしれません。
教育実習って、別に、教師にならなくても、大学の単位の関係で行ったりするんですよね。僕も、そんな一人でした。
さて、時は5月中ごろ、場所はとある田舎町の中規模の小学校です。僕は、教育実習で6年生の学級に入れられました。
担任の先生も36歳ぐらいの男の先生でした。優しかったです。
教育実習も半ばを過ぎて、いよいよ最後の1週間になった時に、学校の行事で「春の遠足」がありました。
目的地は学校から8㎞ほどのところにある神社です。
当日は天気も良く、学級の子ども達とも仲良しになっていた僕にとっては、子ども以上に楽しみにしていた遠足でした。
学校を出発してからは、子ども達と冗談を言い合ったり、
ふざけたり、担任の先生に僕が叱られるほど破目をはずしながら、楽しく歩きました。
ところが、僕には、ひとつだけ気になることがありました。
それは、いつもは快活な明子(仮名)の元気がなかったことです。
明子は背が高く、列の一番後ろを歩いていましたから、列の後ろをついて歩いていた僕とは、近い位置関係にあったのです。
いつになく元気のない明子を励まそうと、僕はいろいろと冗談を言ったりして笑わせたのですが、反応はもうひとつでした。
途中の休憩場所に到着しました。休憩場所といっても、山道が少し広くなっているところです。
みんなは、お茶を飲んだり、近くの野草を摘んだり、男の子の中には、草むらへ行って立ちションをしている子もいました。
それでも、明子は、何をするでもなくただじっとしていました。
確か、担任の先生が心配をされて、一言二言声をかけておられましたが、別に何もないという返事だったと思います。
休憩も終わり、再び出発して1時間ほど歩いた頃でした。
突然明子が、後ろの僕に向かって、小さな声で「先生、おトイレに行きたい」と言うのです。
そう言われても、ここは、田んぼの中の道です。トイレなんかありません。
それに、目的地の神社までは、あと5分も歩けば着くはずでした。
僕は「もう少しだから、我慢しようよ」と、明子に言ってしまったのです。
明子は「ハイ」と言いました。
今から思えば、あの時明子は、ほとんど限界に近い状態だったのです。
それから、ものの100mも歩かないうちに、僕の前を歩いていた明子の太ももをオシッコが伝って流れたのです。
ほとんど、足は「気を付け」に近い状態でしたから、オシッコは靴下も靴も濡らしながら地面に流れていきました。
量は凄かったのですが、一度にたくさん出たようで、時間は、あっという間でした。
明子は、そこに立ち尽くしてしまいました。
ただ、幸いなことに、明子は列の一番後ろだったので、ほとんどの子にばれずにお漏らしは終わったのです。
それに、当日は制服のスカートだったので、お漏らしの跡もほとんど目立ちませんでした。
明子は、お弁当も、何もなかったようにみんなと食べました。
そして、お弁当が終わってみんなが遊んでいる時に、明子は下着と靴下を、そっとはきかえました。
これは、連絡を受けた母親が、車で家から届けてくれたものだったのです。
明子は、とても聡明な子でしたから、有名中学へ進学したんだそうです。
でも、きっとこの聡明さが「トイレ」の一言が言えない原因だったのかもしれません。
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